東京と大阪を巡る機会があった。
東京へは、飛行機で、大坂へは電車で。
あ、この移動って、いまの仕事に似てるなあと飛行機乗りながら思ったこと。
飛行機にのって、窓から見える景色は、俯瞰的。遠くまで見渡せるし、地形も良く分かる。この目線が求められたりする。私は山の上を飛んでいるときの山道を探すのが好き。こんな山奥まで道ができていることに感動する。道がなくて、湖がぽつんとあると、それはそれでこのままであってほしいと思う。
電車の移動は、並走というか伴走というか、横移動。いま、見えているものは何かとか、建物の中に誰がいるかとか、このエリアには戸建て住宅が多いか、マンションが多いかとか。次は何駅だろうかとか。現状把握も求められるし、重要なこと。
ライターの場合でも、全体を見渡して書く仕事の場合と、ごく身近な自分のことのように書く場合と、発注内容によって違う。特急だとタクシーってとこかな。
ディレクターの場合は、常に飛行機と電車をふたつ使いながら進めなくてはいけない場合が多い。
乗り物は好き。たとえて考えると、仕事はもっと面白くなる。
一番最後の一行にすべてがこもっていますね。