マリメッコ展@西宮市大谷記念美術館と六甲ミーツアート芸術散歩2016

金津創作の森さん主催の、アートツアーに参加してきました。

行先は、マリメッコ展@西宮市大谷記念美術館→ANAホテルでランチ→六甲ミーツアート@六甲山。

往復交通費とランチ、入場料付きで1万円台での参加って、お得すぎるでしょう!ありがとう、創作の森さん。

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このけしの花デザインが有名。それ以外の柄をしっかり見られました。実は日本人デザイナーが携わっていたんです。日本でどうしてマリメッコが受けるのかな、と思ったら、なんとなく日本マインドが奥底に横たわっていて、それをDNAレベルで感じ取っていたからでしょう。70年代から渡欧してアパレル業界に挑むこと、その背景が気になりました。
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美術館はお庭も有名でした。岡本太郎さんが顔出していました。なんでしょうね、ほっとするこのプリミティブ感。にらめっこしたら絶対負ける。
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見たことあるかたちやなー、色使いやなー、と思っていたらやはりの「元永定正」さん。ママンのたちのなかでは絵本「もこもこもこ」を描いた人です。そういや関西出身だっけ。
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ホテルランチでたっぷり食べたら、次は六甲山へ。いつか来たかったところ。

昨年、福井大学でアートマスターの講座を受けました。そのときに原久子さん(大阪電気通信大学 教授 / アートプロデューサー)のお話を聞くことができました。六甲ミーツアートが、若手作家支援、阪神鉄道主催、さまざまな地元企業が推していること、など。昨年の評判も良かったので、今年はいかに。。。?

 

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どうも靴屋があるらしい。
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靴の中に入れますし靴を注文できるそう。
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キノコ好きにささぐ。
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ポストから紙を受け取るという作品?。
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プレパラートに色を付けて並べた作品。見ようによっては街にも。
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この作品が置いてある場所に興味あり。たぶん建物が建っていたんじゃないかしら。で、これはなにかというと細胞だかなんだかそんなもんだったとおもう(雑)
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こんな物体を20体近くいるので探そうという作品でした。
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こっちのほうが作品じゃね?シリーズ。こういう発言しているときは、そんな展覧会だったと思ってください。
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三分一さんの設計の建物。瀬戸内にもありましたね。列をなして登る人間がアート。
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天井です。網目からなにがみえるのやら。
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あ、そうそう、UFOが池に落ちて来たらしい。実は奥には宇宙人が倒れています。なんでも六甲山は昔から未確認飛行物体がよくみえる山らしく、UFO銀座といわれていたとかなんとか・・・そこをもじったそうですよ。
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昭和の暮らしを地でいってる女性作家さんの作品です、というか生活の一部です。
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歴代の著名作家の作風をまねて描くプロジェクト的な作品のもの。ああ、雑でごめん。
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こっちのほうが作品じゃね?シリーズ。人工雪を降らせていて、それがとても美しかったのです。ほんと、人工なのに、仕上がりというかこの形は自然という矛盾。
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ここでもあの書体風に出会うとは。

マリメッコ展は、図案やデザインという点で見る場合と、70-80年代のファッション業界、アパレル業界の波の中の一企業としてみる場合と、2つの視点を持てました。経営者が何度か変わっているのも興味深い。今のマリメッコは昔を追うリバイバル的。当時の、あの時代だからできた、という同じ気持ち記憶ふれあいはなんだろうと。それでも今の時代の空気に合わせて調整するのはどの業界にも商品にも必要で、そうじゃないと売れないし、レトロ趣味に陥る。その加減が難しい。

六甲ミーツアートは、私的には残念という作品群でした。
場所と作品がどうしてもマッチしていない。山が受け入れてないかんじがしました。
もともと六甲山にあるもとの建物自体が個性を持ちすぎていて、遠い異国のスイッツエランドのヒュッテをイメージした建物で点在しているとはいえ統一されています。建物のサイズもそれほど大きくない。そこに若手の現代作家の作品をそれこそインストールしたわけです。たぶん、バージョンアップを狙ってのことでしょうか。
もともとの建物自体があって、山自体がまだ「観光」に近い要素をもっていて、そこにいきなしの設置。

なんか、どっちもつらい、というのが正直な感想。サイトがいい感じにできてるがゆえに、残念度もおおきい。

設置期間も長いので、「スタンプの色が薄い」ところから来場者としてはストレスなわけでした。(周囲の人たちも同じセリフをはいてましたね)。作品のメンテ自体も厳しいところは感じたけれど。

このあたりはもっと語るべき質のはなしなんだとおもいまs。

企業が頑張って応援してくれているのはよくわかる。公募での取り組みも悪くない。

なんだろー、なんだろうなあ、

全作品を見ていないからだろうか。

もやっと。

六甲ミーツアート芸術散歩2016

https://www.rokkosan.com/art2016/

 

 

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