金津創作の森さん主催の、アートツアーに参加してきました。
行先は、マリメッコ展@西宮市大谷記念美術館→ANAホテルでランチ→六甲ミーツアート@六甲山。
往復交通費とランチ、入場料付きで1万円台での参加って、お得すぎるでしょう!ありがとう、創作の森さん。
昨年、福井大学でアートマスターの講座を受けました。そのときに原久子さん(大阪電気通信大学 教授 / アートプロデューサー)のお話を聞くことができました。六甲ミーツアートが、若手作家支援、阪神鉄道主催、さまざまな地元企業が推していること、など。昨年の評判も良かったので、今年はいかに。。。?
マリメッコ展は、図案やデザインという点で見る場合と、70-80年代のファッション業界、アパレル業界の波の中の一企業としてみる場合と、2つの視点を持てました。経営者が何度か変わっているのも興味深い。今のマリメッコは昔を追うリバイバル的。当時の、あの時代だからできた、という同じ気持ち記憶ふれあいはなんだろうと。それでも今の時代の空気に合わせて調整するのはどの業界にも商品にも必要で、そうじゃないと売れないし、レトロ趣味に陥る。その加減が難しい。
六甲ミーツアートは、私的には残念という作品群でした。
場所と作品がどうしてもマッチしていない。山が受け入れてないかんじがしました。
もともと六甲山にあるもとの建物自体が個性を持ちすぎていて、遠い異国のスイッツエランドのヒュッテをイメージした建物で点在しているとはいえ統一されています。建物のサイズもそれほど大きくない。そこに若手の現代作家の作品をそれこそインストールしたわけです。たぶん、バージョンアップを狙ってのことでしょうか。
もともとの建物自体があって、山自体がまだ「観光」に近い要素をもっていて、そこにいきなしの設置。
なんか、どっちもつらい、というのが正直な感想。サイトがいい感じにできてるがゆえに、残念度もおおきい。
設置期間も長いので、「スタンプの色が薄い」ところから来場者としてはストレスなわけでした。(周囲の人たちも同じセリフをはいてましたね)。作品のメンテ自体も厳しいところは感じたけれど。
このあたりはもっと語るべき質のはなしなんだとおもいまs。
企業が頑張って応援してくれているのはよくわかる。公募での取り組みも悪くない。
なんだろー、なんだろうなあ、
全作品を見ていないからだろうか。
もやっと。
六甲ミーツアート芸術散歩2016
https://www.rokkosan.com/art2016/