9月某日、中国・蘇州にお店をかまえる「素晴屋」さんのお話を聞きに行きました。サーフボードさんのセミナールームで開催。
私のクライアントさんのなかでも、中国市場を視野に入れている方がいらっしゃるので、お力になれればと思って、情報収集だけやっておこう、と。そこそこ中国市場のセミナーには顔出している私。
日本の商社あるいは企業さんのなかに、なんとなくなんですが「中国人の富裕層に売れればホクホク!?」幻想が漂っているなと感じています。地に足がついてない感じの「売りたい気持ち」だけが先行している。なんだろう、この「もやもや感は」と思いながら答えがないままにいたわけですが。
そのもやもや感は、どうも売る側に「誰に?どんな人に?」という相手の顔が見えないままにいることでしょうか。富裕層でもどんな生活して趣味思考があって、というところまでは探りたいところ。
セミナーで気づいたのは、「女性が欲しいものは世界共通」ということでした。そこに文化背景や価値観が入ることはあるけれども、欲しいと思うジャンルは一緒。「売れるのは、女性ものの靴下とストッキング」といわれて、日本製だから売れる、中国製だから売れない、高いから売れない、安いから売れる、そうではない、と。
質がいいものであれば、高くても売れる、という話でした。買う人は、働いている女性で、それなりに使えるお金を持っている女性。戦後の日本女性と同じ動向です。まさしく。
私もストッキングフェチな時期がありまして、安いストッキングはすぐに破れ、高いストッキングは丈夫、その確証は、購入の失敗の繰り返しがあるからなんですね。ストッキングで物の買い方を学んでいくのかも、たぶん女性は。安物買いの銭失いを体感せよ。。。
日本人女性に販売するように、中国人女性に販売してもいいんじゃなかろうか。
その人たちは日本人女性と同じ考えているし、美については同じ感想なんじゃないかな。
ふだん考えている広報の手法でいいのかな、と考えがおよんできました。あたらずも遠からず、かな。
世界相手ってつかめないなー。もさくちう。