福井市文化会館を考えるワークショップシーズン2に参加/1回目

シーズン2ということはシーズン1があったということですね。

昨年のシーズン1で出た意見をもとにもっと深めていこうというワークショップでした。

もとい、福井市文化会館が築50年近くと老朽化し、改修ではなく建て替えという決定になりました。しかし「どこに建て替えるか」は決まってないそうです。

と同時に、「どんな会館にするのか」というのを市民の声を聞きながら考えていこうという動きも。それゆえ昨年から一般に公募し、選ばれし?人たちが参加してワークショップ形式で意見を出していくという会です。

私はアート関係や仕事関係の「企画立案」をしますが、ハード面から考えられるなら面白そうと思って参加しました。もちろん観る側でもあるので観客としての希望もありますし。

そうこうしているうちに開催。参加者は16名ほど。

美術属性はどうやら私ひとりで、参加者の方は「演劇」「音楽」という属性を持つ方でした。知り合っていそうで繋がりなかった方とお話ができてそれはよかった。演劇や音楽の「演じる側」からの観点から見ると「使いやすいホール」というのはいろいろ違うんですね。

基本構想に沿ってワークショップをはじめました。ワークショップのやり方はKJ法的な感じです。

「必要性と将来像」についてはこちらで公開されています。

▼「福井市文化会館整備基本構想(案)」に関するパブリック・コメントの結果について

http://www.city.fukui.lg.jp/kankou/bunka/sinkou/p018181.html

PDF読んでくださいね、ふむふむ。

鑑賞・交流・創造・継承・情報・集客 という6つの方向をもりもりもりっと盛り込んだ理念。

ホール・練習室・会議室・展示・交流・駐車場・公共交通・そのほか という施設機能を整備するという流れ。

はい、盛り込みすぎですね。これがまだ整備される前の話であってほしいです。基本構想の基本構想だからでしょうか。めいいっぱい盛り込んで絞り込んでいく方向かしら。

舞台芸術 に重点を置くなら、そこに特化した方向と施設機能にしてはどうなんでしょうか(この意見も多くありました)。

整備方針に、舞台芸術に重点を置き、音楽での利用性能を向上させる…と書いてありましたし。

ワークショップのネタだしの前提が、多目的会館という大きな枠の中での意見の出し合いなので結構つらい。

文化会館を舞台芸術に特化した会館に建て替えるための討論 であればアイデアも絞られると思います。

その「コンセプト」が定まっていないのか提示されていないので、平坦な希望を出すだけに終わってしまう。

特化するのであれば、展示も交流スペースもいらないし、余計なコストかからないし。

ターゲットは市民、ホールは多目的、というのが一番やっちゃいけないパターンだとおもいます、今の時代。

行政的な意味では、多目的というのは「機能を指す」とお話ししていました。

さて

3チームあって出された意見は内容がかぶっていて、それだけ同じ考えを持っている市民が多いのだなと感じました。

と同時に、施設機能や方向性が、スポーツ分野でも同じことが言えるのだろうとふっと頭をよぎりました。スポーツのほうがすそ野が広いから入りやすいかもしれない。こちらもプレイする側がいるけれど、観る側や支える側が圧倒的に少ないように思います。サウルコスやエレファンツの応援に県民全員が参加しているかというとそうではないでしょう。

WS中に、企業からの支援という意見もありましたが、きっとスポーツ分野でも同じこと話している思います。その企業のトップが文化に興味あるのかスポーツに興味があるのか、ってことで協賛が振り分けられるわけで。企業にしてみればあてにするなよ、という声もきこえてきそう。スポーツ関係が文化会館に流れてきて、文化会館に来ている人がスポーツも見に行ってだと何気に豊かになりますね。美術もスポーツも好きって人、最強だな。

私としては演じる側の意見とともに、観る側のほうも考えてほしい。見る側の育成も文化を根付かせるものだと。

施設運営に絶対といわれるのが芸術監督、あるいはプロデューサー、キーマン。貸館管理者みたいな施設運営はやめにして、もっと楽しもうぜ、舞台って!音楽って!面白いんだぜ!と盛り上げてくれる人の存在は3チーム共通で出ていました。果たして、この存在の重要性を行政は重く受け止めてくれるのでしょうか。そうなったとき「誰が」になるのは必須です。でも私は行政や関係者や市民が「誰と」会館を作っていきたいのか、で決めてほしい。私のメンターの「との関係」が頭をよぎります。

ま、初回は様子見でした。最終的に決めると言われている審議員?と言われる人たちがこのワークショップ一緒に参加すればいいのにね。もったいない。

施設に望むハード面の機能と、運営に望むソフト面の機能が混在していたので、そこは次回整理してほしいです。

 

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