2日目は、まずは くろよんアートホテルから。
参加作家ではないのですが、番外編のアートです。
いったい何を撮影しているのでしょう?
こけしちゃん!もとい、花子ちゃん!
でかいっしょ。
“ヨタ(Yotta)”というユニットの作品です。六本木アートナイトにも出現した花子ちゃん。岡本太郎大賞を受賞したユニットといえばピンとくるひともいるでしょう。花子ちゃん、実は話しかけてくるんですよ。朝だからいいけど夕暮れだとちょっとホラーな女の子です。http://yotta-web.com/?page_id=14
ホテル内部で、ジミー・チャオの図書館がありました。ベッドくっつけてあってちょっとゴロゴロしたくなる。
ピンクの象さんがマスコット的でかわいかった。
壁には本がずらり。「僕は大町で一冊の本に出会った」というシリーズ。絵本作家でもある作家が本のカバーを書いています(中身は普通の本です、カバーだけ)。
ホテルに宿泊したり利用した人がふせんで貼っているマップ。アートといっても作品だけじゃなくて、ダムや雷鳥や動物のことも書かれていて。ほほえましいマップだなとほっとしました。おすすめ感が字面から伝わってくるのであります!
次は、「これは、これは絶対気に入る作品だから!」と目の肥えた子供たちをなだめて連れて行った作品。
33 Bamboo Waves ニコライ・ポリスキー
竹を使ってます。ポリスキーさんは現地の素材(土や木や)を使ってうねうね作る人です。
34 集落のための楕円 フェリーチェ・ヴァリーニ
ある1点から見ると楕円が全部つながって見えるという作品です。近づくとこんな感じ。家にアルミを貼り付けてその上に黄色をテープを貼ってという作業でした。

今回のメイン作品になった楕円作品。田んぼの手入れしている方が持ち主の方。ここは3世帯しかない村というか山間の部落でした。本当は家の反対側のガードレールのある崖が候補地だったのですが、作家さんが「こっちの家がいい」と推したそうです。住人の人は「ええええ、聞いてないよ」と話し、作家担当の方は「そこをなんとか!」と頼み込んだそう。10日くらいの作業でした。窓や戸が閉まってないと楕円にならないので常に閉めてある状態(しかし私の写真はある一か所が開いています)。
ここは一番奥のところ
ここは一番手前のところ。線の太さが違います。
32 風のはじまり リー・クーチェ 次は鷹取山です。恋人たちの聖地って書かれていたのに、聖地どころじゃねえ。この方は信濃の国 原始感覚美術祭―みのくちまつりにも出品していた方。正直そっちんほうが作品よかった。
30 信濃大町実景舎 目
二階を歩くと
この穴のぞいてね!
あ、見える!?
下からのぞくとこんな感じ
目の作品に入るときは、入り口のスタンプおしてくれる人たちが「にやにや」笑いをこらえきれない、なんかとってもうれしそう、幸せそう、でもネタバレ言えない、的な表情です。どこの芸術祭へ行っても。(笑)
目は裏切らないなあ。子供達には「妻有のコインロッカーの作品作った人たち」と伝えると「期待できる」(小6)とすたすた堂々と入っていきました。「ね、おかあさん、2日目の午前中はグッとくる作品取りそろえたといったでしょ?」そろえたのは大町の人ですけどね。
少しかがみなら歩かないといけない。それも計算済みだろうな。そして長時間はいられない。
外観はこんな感じです。Googleマップ見ても、この建物が元はなんだったのか…全然出てこなくて逆に戦慄覚えました。
ここから大町市内に下り、駅前の商店街の作品をめぐります。
1 はじまりの庭 原倫太郎・原游
元パチンコ屋さんをインフォメーションセンターに。ピンポン玉が店内をめぐる仕掛けになっていました。動画取るの忘れた。
この仕切り、いい感じメモ。
クマが出ると×がつくらしい。
しかしこの日は蒸し暑く、いつかの瀬戸内のように、もう午前中でへとへとでございました。
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