「北陸タップダンスサミット2019」を見に行ってきました。
タップダンス、国内外で活躍する浦上雄次さん主催のイベント。浦上さんの呼びかけで東京、佐渡、高知、香川、鹿児島、大阪となかなか遠方でマニアックなところから、かなりマニアックな勝山に来てくれたダンサーさんたちのライブです。
勝山にえちぜん鉄道で行ってみよう!とおもって、悪女を連れて出発。福井からだと1時間くらいです。車窓からは紅葉が見られて奥には雪山が。すばらしい景色と道中でした。
勝山駅に到着して、ジャンボタクシー的な100円バスに乗って文化会館へ。ってここじゃねえ。勝山文化会館だと思っていたら文化交流センターというところだったのです。しかも遠い、バスもない。途方に暮れていたら「ゆめおーれ勝山」のおじさんがタクシーを呼んでくれました。ありがとうございます。この館名の違い、気付いて!勝山市の人。
会場は文化交流センターという謎な銭湯も入る会館の2階で公演でした。とりあえず並んで待っていたら並んでいて正解じゃーん!の席に座れました。なんと一番前、桟敷席のイスあり。んま、うれしい!
最初はチームでの発表、「タップダンススタジオ足音」クラスの皆さん、全国から来てくれたダンサーさん、でした。客席はおそらく発表する人たちのご家族や関係者の方が多く、祖父母の姿もたくさん…。私と悪女ぐらいでしょうか、観客ガチ勢なの、、、ちょっとアウェイ感のある中、ひとりおはぎをたべる悪女。
チームダンスの時も浦上さんがしなっと後ろから入ってくるわけですが、その足音で会場の雰囲気ががらっと変わる!締まるというか、シャキッとするというか、音が立つ感じがしました。さすがだ~。
後半は、和太鼓とタップダンスの競演でした。スタッフさんに聞いたところ、伝統楽器とタップダンスというのは相性がいいらしく、コラボレーションが多いそうです。そういえば浦上さんが出ているCMも三味線と一緒でした。新しい境地! 太鼓も三味線も「かっこいい」んですよ。足さばきとバチさばき、音と音が見ても聞いてもわくわくするステージになっていました。
そして出演する人、みんなほんとに楽しそうに踊っていました。始まる前に浦上さんが「お酒でも飲みながら食べてもOKだからなんでもどうぞ」と言っていました、ほんとそうでした、のめなかったけど。
鑑賞しながら、思ったのは、タップダンスという強さ。この「浦上雄次とタップダンス」という大きなソフトコンテンツを勝山市は手に入れているわけです。私だったら、「茜ちゃんとバドミントン」と「浦上雄次とタップダンス」を生かしまくるのに。他県でも他市でもできない、タップダンス。少なからずこうして習いに来ている人がいて、椅子タップなんて新しいジャンルまで作っちゃってる。
市民全員がタップダンス踏めたら、めっちゃ素敵な都市じゃないですか? 観光客がふらっときてお店の人に「タップダンスってできますか?」ときいたら、さらっと踊っちゃうくらい。
恐竜でもなく繊維でもなく、ソフトパワーがあって、インパクトのあるタップダンスを本気で市民に親しんでもらえるようにしてほしいな。勝山市の人気付いて!!とめちゃくちゃもやもや思いました。
で、帰りは、勝山の夜を堪能ししたいと友人とインドカレー屋「SWAAD」さんへ。ここでも「勝山にインドがあるのよ!インド人がここで頑張ってお店しているのよ、勝山の人気付いて!応援してあげて!!」と思いました。それくらいおいしかった、本格的スパイスな味。
発坂駅から福井へ。駅から空を見上げたら星座が見えて「星が見える!」と騒いでいた親子です。
勝山はえちてつで行くのがおすすめです。