あいちトリエンナーレ2019@愛知県立美術館

今日は名古屋へ来ました。駐車場はネット予約をして、晴れ女の悪女を連れていざ出陣。
全体的に名古屋の会場では、作家が抗議のために作品を展示しないあるいは展示としてなしえない、というスタイルが目立ってしまいましたが、これも今回の芸術祭ならではとおもってじっくり見て回りました。

《Telón de Boca》 2018 ピア・カミル 世界中で販売されているバンドTシャツを縫い合わせたもの。しかし抗議のため完全な作品としては展示されておらず。
作品じゃないけど作品に見えちゃうシリーズ。公衆電話。
《The Romeos》 2018 ドラ・ガルシア ロメオというパフォーマンスで、映っているポスターの人たちが会場でうろうろっとするものだったらしい。抗議の宣言が貼られています。見られなかったのが残念。
《The Kiss》2019 エキソニモ スマホの時代と世界をストレートに表現している。エキソニモ、海外の作家かと思ったら日本人のユニットでした。今後注目株とみた。
《ラストワーズ/タイプトレース》2019 dividual inc. ネットを通じて集まった10分間の遺言をタイプライターの表現でシャカシャカと表示されていきます。手前にキーボードがあって、誰もいないのにキーボードが打たれていってました。悪女はこのインスタレーションが気に入ったそう。死とキーボードがツボらしい。 dividual inc.はベンチャー企業でその活動に関心あり。
「なにもない風景を眺める」2017-2019 ほか 文谷有佳里
評判の良かった作品の一つ、即興で描き、窓や壁にも直接描いている。飛び出し方と、展示空間の奥に飾られた作品との重なりが素晴らしかった。
作家名失念。抗議のため展示は途中に。
《Sixty Minutes Smiling》 2014 アンナ・ヴィット 60分間笑い続ける動画。わりと狂気的な作品だと思う。

 

日本一の飛び込み方のお父さん。飛び込みによりベルトのバックルが壊れてしまいました。

明るい答えが返ってきそう。
《Vocabulary of Solitude》 2014-2016 ウーゴ・ロンディノーネ 今回の目玉の作品。ピエロにはそれぞれ名前がついています。
佇む/呼吸する/寝る/夢見る/目覚める/起き上がる/座る/聞く/見る/考える/立つ/歩く/おしっこする/シャワーを浴びる/着る/飲む/おならする/うんちする/読む/笑う/料理する/嗅ぐ/味わう/食べる/掃除する/書く/空想する/思い出す/泣く/居眠りする/感動する/感じる/うめく/楽しむ/浮かぶ/愛する/望む/願う/歌う/踊る/落ちる/罵る/あくびする/脱ぐ/嘘をつく
「2と3、もしくはそれ以外(わたしと彼女)」2019 石場文子 いっけんきれいな静物画写真かとおもいきや、実は印刷された紙をしのばせて撮影されている。
《Decoy-walking》2019 村山悟郎 何度読み返しても良く分からなかった作品でした。

 

 

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