校則と30センチの足。

【戦士動向】
戦士から「靴がない」と言われた。
なぜ靴が必要なのか、いつも履いているじゃないか。聞けば「修学旅行にいる」と言われた。
そうか、そうだね、履きなれた靴のほうがいいけど、せっかくだから買おうか……というママンの心の内を吐露する前に「1週間後に修学旅行」と言われ、「白か黒だって」
校則のバカである。中学校というかひいては教育委員会というか文科省というか、日本の教育はバカである。
1週間前に黒い靴を買えと…!
戦士は赤が似合う。なので私は赤い靴を買っているし、彼も履いてくれている。通学用ではないが。
そして戦士は「28.5センチは入らないかもしれない」と言う。
なぬ!
Amazonで探したら、修学旅行当日にしか到着しないスケジュール。なんだよちっともプライムじゃねえ。しかも高額、サイズがないから。
そこで、苦手な大型ショッピングセンターへ出かけ、靴屋へ出かけ、サイズをきき、「履かないと分からないです」と店員に言われ、「ですよね」と引き下がり、再度戦士を連れていった。
30センチである。
ぴったりフィットが30センチであった。30センチ、もはや定規の足。彼に選ぶ選択肢はない。そう、履けた靴が買う靴。そして万札が飛ぶのである。
戦士はすまなそうな顔ではあったが、彼にも体にも罪はない。罪は元に戻るが校則だ。黒で30センチなかったら、彼はちんちくりんな靴を履いていかねばならぬところであった。
帰宅途中、「30センチってことはボーイスカウトには役立つね。距離図るのに、計算が楽だ」と喜んでいた。
足がでかいというのは、この国では不利である。バカの大足、間抜けの小足、とどなたかが言っておられたなあ。

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