大野市で若林さんがスクラッチアートのワークショップをするというので行ってきました。行くならいつかは電車で、と思っていたので、憧れの越美北線へ。
しかし朝起きて、時刻表を見てびっくり。2時間どころか3時間に1本くらいのダイヤ。「40秒で支度しな!」的に準備をして、走って出たらバスが目の前で行っちゃって、走って駅まで行って、ようやく間に合ったという流れ。早起きしようぜ!

車窓の風景は、車での往復とは全然違う風景ばかり。そうですよね、電車しか通らない場所もありますから。田園と川の風景は、私の原風景ではないけれども、恐ろしく懐かしいという感覚がありました。土着の血というのでしょうか。この里山の風景に、福井の人がもっと気づいてくれたらいいなと思いました。


ココノアートプレイスでは、「靉嘔(あいおう)「ナッシュヴィル・スカイライン」-ボブ・ディランに捧ぐ-」
の展覧会でした。一通り見て、庭で涼んで。その間に悪女が、若林朋美さんのスクラッチアートワークショップへ。悪女は何を描こうかと悩んで悩んで何故かさくらんぼ。丁寧に教えてくれたおかげでなかなかいい作品に仕上がったとママン評です。

その後、隣の黒原事務器さんとココノアートプレイスの間の小道で小さな市がやっていて阪谷地区のひまわり油を購入。見つけたときに買わないといけないシロモノです。この小道は関西大学の学生が、そうじからはじめる街づくり、をコンセプトにはじめたそうで、学生が集ってました。その流れで奥の蔵をのぞき、骨董市でぐい飲みをゲット。あれこれしてたらCちゃんが福井市からバスで来て子連れで登場。連休最終日、数ある施設の中でなぜここで会うのか、不思議です。


その後、Kさんに呼ばれて事務所を覗くと、Iさんが来られて差し入れのゼリーをいただく顛末。偶然とはいえIさんとお会いできるとは。ありがとうございました。
七間通りのカフェでランチ。パンを頼もうと思ったらパンを買いに行ったオーナーさん。そして帰りの電車のダイヤをみたら2時間後…。大野市をぶらぶらしようとなって歩いていたら、レトロ看板天国でした。撮影しまくる私たち。ビバ大野市!




お清水に着いたら先約の人がめちゃくちゃたくさんのペットボトルを持ってきていて、待ち状態。足をつけたらキンキンに冷えて痛いくらい。隣は、部活帰りの女子中学生が足を冷やしながらしゃべっていていい青春の光景でした。

歩いて大野駅まで。乗ったら行きで一緒だった人たちがいて顔ぶれが一緒で笑ってしまいました。「電車で行ったら呑めるって言ったじゃないか」とテツ氏にぶぅぶぅ言われたので、福井駅に戻ってハピテラスのビアガーデンへ。里山から戻ると福井駅前がなんと都会なことか!大好きな外国系クラフトビールがあって、がぶがぶ飲んで家路に着きましたとさ。

大野市を汗をふきふき歩いている途中、「なんかこう、既視感がある」「なんだろう、この感覚、知っている…」となり「あ!芸術祭めぐりと同じだ!」と気づいた私たち。今年は、セルフ芸術祭をしてきてしまったようです。
